antonia778's diary

真ん中から外れたっていいんだよ。

国際結婚の遺産分割、複雑。

ハニーが脳腫瘍でお空に先立ち3年半。遺産分割はまだ片付いていない。

 

ハニーは、遺書で財産は私に託す、としていた。

が、スウェーデン家族法では配偶者と子供に半々という取り分が定められていて、分割対象者が遺書に異議を唱えたならばこの半々が適用される。

 

ハニーは20台前半に一時付き合っていた彼女との間に1子いて認知してる。ただ一度もあったことなく、ドライに、1円も渡す気はない、と考え遺書を遺した。

 

25歳くらいのその娘ちゃんは、ある日突然生物学上の父親の存在と逝去、年収の何倍にもわたる遺産分割学をしり、まあ、当然というか異議を唱えてきた。共同財産である東京のマンションまで要求してきた!

 

亡くなって半年後、ワタシは一念発起して法律をGoogle先生の力を借りて読み出し、スウェーデンEU国際法、日本の法律を踏まえたアプローチが可能と判断。ストックホルムの弁護士事務所と契約して娘側と争っている。

 

争点はEU法では移住地の法律が適用されるので、何処か移住地であったか。

 

永住ビザがあり亡くなるまで長く住んでいた日本か、ターミナルケアのために亡くなる2ヶ月間住んでいたスウェーデンか。

 

それで、娘ちゃんの取り分がZEROか半分か、変わってくる。

 

ワタシの主張は当然、移住地、日本。

ただ譲歩策としとて、幾分かを娘ちゃんに譲ることを提案している。

 

それでも、目の前にお金がぶら下がると人は金の亡者になる。ハニーにお姉さんを優しかったのに踵を返したように、ワタシ達の所有物を持ち去り預けていたお金も、返してくれない。これは法律的には許されないので、結局返してもらうんだけど、、、

 

なんか悲しいわよね、お金で翻弄されるのって。これを経験して、ワタシは資産を整理して何かあった時には保険金の受け取りという形で、遺産分割を経ずに、渡したい人にお金が届くよう手配した。