フリーライダーは福祉の敵だ。

前にfree riderについて書いたら反響いただき、ちょっと掘り下げてみようかと。https://antonia778.hatenadiary.jp/entry/2023/02/17/201353

丁度いま、自殺や困窮といった、社会が受け皿になるだろう課題を、経済原理の外でどう受け止めるか(誰がカネ出すのか、税金におんぶだっこでいいのか？),または市場の経済原理で対応できないか、あるところで議論してビジネスモデルをブレストしてたとこ。

花火大会。

観客は浜辺や広っぱに座ってタダの花火を楽しむ。おーぜいの人が愉しみ恩恵を受けるが、主催側はペイしない。公共の主催でも継続的な負担はキツイ。だから、最近は有料の動きがでている、ただで恩恵を受けるフリーライダー原理がMake senseしないから。

フリーライダーは公共経済学に遡る考え。皆ーんなのための場所やサービスを、ある特定の人達が、やった〜！タダだ！、と恩恵を受ける一方で経済的な負担は一切せず、逆にその存在により受益負担する善良なる人々を押しやる。その結果、この場所、サービスの運営と継続が成り立たなくなり、公共の福祉がチャラになる。そう、善良な人々の奉仕的な貢献を基盤とする公共の福祉なのであって（性善説に立つ）、その貢献の一部とはならず、恩恵だけとる人が居座ると、全体が破綻するのだ。

だから、公共の場所やサービスがどんどん有料化され、キッチリ払う善良な人々が恩恵を受け、タダ乗りする悪意の人々を市場原理で整理していく。

小難しく聞こえるけど、全く持って自然な流れ。国や自治体の財政が厳しくなるいま、メリハリをつけるのは健全な考え方。

一方で、インフレの流れもあり経済困窮は影を、闇を落としてくる。そこへの社会的支援は必要、もちろん。

それを公共の福祉で対処するならば、フリーライダーへの受益をなくし、キッチリと課金して得た財源を困窮支援に回して欲しい。ワタシの考え。

全てを市場原理に委ねろ、ではない。ホントに困ってる人に資源と支援を。

そして恩恵だけ受け経済負担を避ける、ズルくセコイフリーライダーは、撤退的に無くして欲しい。無くしたい。

セコイのは伝播する、世界を社会を歪め、セーフティネットを崩す。

人や社会の優しさにつけこまない、そんな人でありたい。