茶番に近いお茶会でした。
先の日曜、お誘い頂いて、神楽坂で「気軽にお茶を楽しもうという趣旨のお茶会」に行ってきた。雨の中、頑張って浴衣まで着てったよ。
とっつきにくいお茶を身近に感じてもらおうと、流派関係なく、云々、だったので、本当に気軽に行ったらとんでもない!
お茶室での順番のお作法をたどって、茶器や茶扇子の扱いまで、細かいのなんの。
何と言っても、そこにいる流派の人たちが、なんだかんだとお稽古をしているのよね。
お茶の味なんてどうでもいい、って感じ。
こういうのを堅苦しいっていうのよ。お作法にとらわれちゃって、お茶を楽しむ、という真髄が忘れ去られている・・・なんとも、都会の人たちの「型を習得したい」贅沢な遊びだなと、興ざめしちゃった。
私は、祖母、母親がお茶の師範なので子供頃からお茶は身近に楽しんではきたけど、こんなに堅苦しくいただくものではないと思う。
エリザベス女王が、紅茶をさますのに、ソーサー(皿)に紅茶を入れて動かして、ソーサーから紅茶を飲んだ、という話と映像が残っている。これこそが、型にとらわれずにお茶を(ここでは紅茶)楽しむことなんだな、と。
だからほんと、何とも茶番なお茶会でした。お茶の作法を身に着けていることが、格をあげるかのような・・・、東京砂漠は悲しいわね。